理想郷

出勤しますと、組み立てが終わった手紙束が、カゴに積んであります。

眠たい目をこすりこすり、ざーす。ざーす。

朝礼をして、カゴの乗ったカートを押して、出動。バイクには、弁当箱を積み込んで。

昼休憩になったら、外で端末を休憩にして、弁当箱を公園で開いて、外で休憩。日によっては、今日は…ハンバーガーにしよう。外でハンバーガー屋さんへ、入店。食べて、少し昼寝をして、休憩時間が終わったら、午後の配達。

真面目に仕事をしますんで。真面目に仕事をしますんで。大人しく、真面目に仕事をしますんで。…無理かなあ…

（現実としてこのやり方は無理。まず組立。絶対、威張り出す。おまえが組立失敗したから、おれが怒られたじゃねーか。そーなる。組立の苦労を味合わせないと、この手の手合いは、わからない。ポケットに手を突っ込んで、必要以上に、ヤンキー顔して威張り出す。叱らなければならない。手に負えない面倒。統率するなら、組立の苦労を自分たちで味あわせる方が、叱るより何かと手っ取り早い。外で休憩。絶対サボる。監視が行き届かない。監視するための要因を、不定期抜き打ちで、巡回させなければならない。人はサボると、外で不祥事まで行く。だらけ出すとそーなる。統率が面倒。帰局させる方が、統率取りやすい。ワル顔して、手に負えない面倒なヤツになった事を、それを叱るという面倒をするぐらいなら、統率取りやすい形にしておいた方が無難。自分が出来ても、他のやつが、そーなった時、注意しなければならない）