とある集配局員Nの日記

とある局で、バイク集配として働いています。

2パス件数

いま自分が担当してる配達区のようなところでは適用できる計算法なのですが…
配達の労力は、配達区の、集配する町にある全てのお宅の件数の合計に、労力は比例します。(通数も関係ありますが、通数と言うよりは、です)。2パス件数が分かれば、今日の労働量が、残業が必要かということに対する指標になります。

2パス件数というのは、自分の担当区の、お宅の総件数に対して、今日、集配するお宅の件数、という事です。2パスなら、今日、集配するお宅の件数が(件数は、よーするに住所ごとですので)コンピュータで、データとして出せます。 自分の担当区が、例えば500件あるとしますと、通数が600でも、420件に配ればよければ、労力は 420件 / 500件 の方へ、労力が、限りなく近づいていきます。もちろん一件に対し何通もあったら、手間がかかりますので、労力はその分増えますが。ここでは仮定として、そっちは考えないこととします。

総集配時間 ÷ 2パス件数 = 一件あたりの時間

となります。計算結果が24秒とかなら、一件あたり、24秒で、配達すれば、時間内に配り終わることになります。もう、6秒、とか出たら、一件あたり6秒で配ることになりますので、不可能領域へ突入中、労働量が適正ではなく、

理想一件あたり秒数 × 2パス件数 = 予想総集配時間

となり、予想総集配時間が、割くことができる労働時間を超過していたら、まず、残業が発生します。
理想一件あたり秒数は、人間のすることには限界がありますので、一件あたりの平均値を経験則から出しておけば、 2パス件数とかけると、今日の総労働時間が割り出せます。

…さて、お気づきか? ここに、理想絶対時間が存在する。 一件に対し、何通来てても、配る時間は、ここでは変わらないと仮定する。自分の担当区は、件数に、限りなく近づいていく。何十万通来ても、件数限界に限りなく近づいていく。担当区は、件数で、理想時間が存在する。

(…一応断っておきます。この計算法はお分かりの通り、集合住宅は、適用しづらいです。自分はマンション団地は、してないので、なんとも言えません。)